宇宙人材エージェントは、無限の可能性を秘める宇宙に、エンジニアの皆さんを招待します
日本のものづくりを宇宙へ
エンジニアのキャリア支援に徹底的に向き合ってきたからこそ、今、挑戦を決めました。
人類の未来、日本のものづくりの未来を変えるかも知れない宇宙産業。
宇宙人材エージェントは、無限の可能性を秘める宇宙に、エンジニアの皆さんをご招待します。
製造業から始まったビジネスキャリア
私は大学時代、高分子化学を専攻し紡績について研究していました。就職活動をする頃には、すでに繊維業界は成熟産業で技術革新の余地はないと言われていたのですが、研究している私からすると全くそんなふうには思えない。新たな技術を研究して学会で論文が認められたこともあり、まだまだ発展の場があるんだと、可能性を信じて繊維会社に就職しました。そして5年間、生産技術職として織機の自動化、高速化といった今でいう工場のDX化のようなことに取り組みました。同様に繊維業界では高性能の産業機械さえあれば、アジアをはじめ世界中どこででも、安価でありながら日本並みの高品質の繊維ができるというように、他の業界より先んじてグローバル化が進みました。
その結果、繊維業界は技術力からブランディング力が稼ぐ要になるという事業構造の変化が起こりました。変遷の中、今後の繊維業界でのエンジニアの役割に限界を感じることとなり、自分も若く子供も生まれたばかり、やはり成長産業に身を置きたいと思い、リクルート人材センターに入社しました。未経験ながらキャリアアドバイザー、製造業を担当する営業チームのマネジメントなど様々経験しましたが、自分の経験をもとにエンジニアの方の気持ちや詳細の技術を理解できることが自分の大きな武器になっていました。
エンジニアからの支持NO.1を目指して
リクルートでは実務を経て、マネジメントに就いたのち、更にマネジメントの道に進むのか、それとも技術者支援の道に進むのか、と自分のこの先のキャリアを考える岐路がありました。 そこで、やはりエンジニアのキャリア支援を極めていきたい、そう考えていた時に技術派遣のメイテックがエンジニアに特化した人材紹介業を立ち上げるということを聞いて参画することにしたんです。社員は5人、求人も求職者も、業務オペレーションも何もない。大手には到底敵わないところからのスタートでしたが、その中でただただ大事にしていたことは「とにかくエンジニアのためにありたい」ということでした。
エンジニアの中にも技術をとにかく極めていきたい専門志向の方、マネジメント志向の方、また、どちらを志向しているのかご自身でわかっていない人もいる。一方でエンジニアの世界はクローズドで、他社の開発部門がどんな環境でどんなことをしているかという情報を見る機会がない。そんな中でエンジニアの方が納得して活躍できる場所を探すためには、ご本人の技術はもちろん、求人、企業を理解し、現在だけでなくどれだけ未来を見据えた情報をどれだけ提供できるか重要です。徹底的にエンジニアに寄り添い、納得できる情報でキャリアをナビゲートしていく。全員一丸となって「エンジニアからの支持NO.1」という言葉を掲げ、サービスを磨き事業を拡大していったことで、社長を6期務めて退任する頃には、社員も90名ほどに増えていました。
ワクワクする仕事がしたい
メイテックネクストを退職し、しばらく自分の人生の残りのキャリアをじっくり考える時間がありました。1年半ほどエンジニア領域から離れて新たな業界に挑戦もしました。しかしながら、「やっぱり自分が情熱を注ぎたい仕事、ワクワクする仕事がしたい」そんなことを考えている時に宇宙産業の話を聞いたのです。「スターリンクはすでに6000機もの衛星を宇宙に飛ばしている」、「月に水が存在する可能性があり、酸素や燃料を製造する技術がある」、「地球から月を介して移動すれば、より遠くへ多くの物が運べる」、「火星に人が住むことが現実になるかもしれない」…それまでぼんやりとしかイメージできないなかった領域が知れば知るほど現実に感じられ、その可能性にとてつもなくワクワクしてきました。
ただ、同時にこの宇宙産業も他の新規産業と同様に、人材不足によってその成長が思うように進まないであろうことも容易に想像できました。「エンジニア不足=エンジニアの方に新しい可能性を提供する」、これこそが、これまでの自分の知識と経験を活かして働くべき場所なのではないかという思いに駆られました。新しい技術、産業なんだから、経験者は現職以外にほとんどいない。だからこそこの究極の新しい分野、宇宙にエンジニアの皆さんをご招待し連れ出していくことが私の役割ではないかと心が決まりました。
宇宙への招待
大災害や気候変動が続く中、地球はどうなってしまうのか。いずれ人類は地球に住めなくなるかもしれない。でも、まだ宇宙がある。
今起こっている地球規模の問題や将来不安も、宇宙の視点や視座でみると、未来が明るく感じられます。人類の未来を救うといったら大袈裟ですが、そんな可能性のある産業だと思うんです。
今、生成A Iが台頭して、学生時代から巨万の富を得る、といった夢のある世界があることも聞くようになりました。一方でものづくりの世界は、多くの人が集まって一つのものをコツコツと作り上げていく世界です。どうせみんなで作るなら、世界初、地球初、世界を救うような夢のあるものを作ろう。そう思う人が勇気を出して一歩を踏み出すお手伝いができたらと思い、この宇宙人材エージェントというサービスをスタートしました。
宇宙産業は、まだまだ未知の世界ですが、すでにいろいろな技術によって考えられない進化も始まっています。宇宙人材エージェントのインバイトユーは、この宇宙に向けて走り出した列車にエンジニアの皆さんをご招待するサービスです。列車の行き先は、まだまだ一本道ではない。この先どんどん枝分かれするかも知れない、可能性が無限大です。ぜひその切符を手に乗車し、行き先や方向性をご自身の目で確かめてみてください。ワクワクするのか、自分とは違うと感じるのか。感じ方は様々だと思います。
この思いをもって私は、これまでの経験、技術を活かして新たな挑戦をしたい、そう志す方が一人でも多く、自ら行動して頂けるように、これまで同様エンジニアの皆さんに徹底的に寄り添い、後押しできるようなサービスを作っていきたいと思っています。
株式会社Prop-UP 執行役員 河辺 真典
1993年大手繊維会社にて生産技術職に従事。1998年リクルートエージェントにて製造メーカー及び技術系分野の人材紹介を主に担当後、人材開発マネジャーとして社員採用と育成を経験。2006年から技術系人材紹介会社メイテックネクスト設立に携わり、17年勤務。後半6年間は代表取締役社長として事業を牽引。2023年ディップ株式会社にて執行役員として介護人材紹介事業責任者を担う。
2024年10月より株式会社Prop-UP参画。