人材領域で四半世紀以上を過ごしてきた我々だからこそできるサービスがある
浅野:もともと同じ会社に在籍していたことがあるとはいえ、我々二人が重ねてきた経験や強みは全く違いますね。
人材業界に長く身をおいてきた我々だからこそできるサービスがあると強く思っています。
河辺:確かに、私はこれまでの自分の経験を活かしてエンジニアの方の潜在的な考えや志向をさまざまな角度から引き出すこと、また技術を本質的に理解することで、個人や企業が思ってもいないような異業界とのマッチングの糸口を見つけられるということが強みになると思います。そして、何より大きいのは今、自分がビジネスマンとして30年以上過ごしてきたということですよね。これまでエンジニアから全く異なる人材業界へ転職をしたり、経営者として事業マネジメントをしたり、その都度、家族と生活とのバランス、自分自身の今後のキャリアなど、不安と葛藤を抱えながらさまざまな経験をしてきました。
同じように30代、40代、50代、それぞれの岐路でエンジニアの方々が一歩踏み出す時、とてつもなく不安だと思うんです。その漠然とした「不安」を分解して、一つ一つを解決していくことで、安心して一歩を踏み出していただけるのではないかな、と思います。
浅野:年齢を重ねて様々なステージを我々自身が経験してきたことは、ご支援するにあたり大きな安心材料になりますよね。そういった意味では、私は営業や新規事業立ち上げなどの事業部門側、人事、広報などの管理部門側、及び経営ボードと視点の違う立場を経験したことから、企業経営や人事マネジメントもおかれている環境やステージによって課題が大きく異なるということが理解できていると思っています。例えば、経営、事業、人事などがビジョンやミッション、戦略や方針を通じて一貫しているかは重要なポイントだと思います。
インバイトユー 〜Invite you〜が目指すこと
浅野:なぜこの言葉を使うのか、これまでのエージェントと何が違うのか、については二人で結構時間を取って話し合いましたね。
河辺:私は『インバイトユー』って我々のビジョンであり、バリューであると思っているんです。「招待」という言葉は、従来の転職エージェントサービスにおける「紹介する」「提案する」という言葉を超えていると思っています。
浅野:単純に「この求人や業界を受けてみませんか」というポジションありきの話ではなく、宇宙開発に対する国家の考え方から、世界、日本のマーケット、未来の姿、事業内容、技術力、まだまだ未知の分野だからこそ、丁寧に情報を共有することが必要になる。それをもって、どれだけワクワクしてもらえるか、一歩を踏み出してもらえるか、など心を動かせるかが、我々が磨いていかないといけないところですね。
河辺:先ほども話しましたが、エンジニアの皆さんの中にも、ふとした瞬間に自分のキャリアを考えて立ち止まる瞬間があると思うんです。ずっと同じ業界で働いているけれど、はたして今の世の中はどうなっているのか、脱炭素社会と言われ産業が大きく変化していくなか、このまま現在の延長線上で考えていて大丈夫なのか。残りのキャリア人生、自分はどうしたいのか、そういった疑問や不安、興味に寄り添って対話していきたいと思っているんですよね。
浅野:社会課題解決のために宇宙ビジネスに本気で取り組んでいる企業と、これまでの経験を活かして新たな一歩を踏み出す個人の方々の挑戦を支援する、やりがいしかないですね。